コネクト (ページ43)

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"そうだよ"と答える前にジョングクが'そっか'と。

「俺はいつもヌナにお土産買って来るけど、2人が買って来るって…、いやテヒョンイヒョンはヌナと幼馴染みだから分かるけど、ジミニヒョンって珍しくない？」

推理するような仕草で話し始めた。

それに付き合いたいところだが、一旦ここはだいぶ人目につく場所で悪目立ちしかねない。
だから、ジョングクのそのGジャンの袖を引っ張って

「とりあえずうち入ろ」

大きいジョングクを引き摺るように家に向かった。

とは言ってもあと1時間もしないうちにジミンが迎えに来てしまうから、長々と話しも出来ないのだが。

「さっきの話なんだけどさ」

リビングに入ると私が何も言わなくてもジョングクはバケットハットを脱いでソファに座った。
話しを再開する私に座ってる時間はない。

「今日、この後ジミニとご飯食べに行くから」

だからバタバタと動きながら話し続ける。

「その時にもう少し探ろうと思ってる。テヒョンイが怪しいと思ってたけど、最近のジミニの言動見てたら、なんかジミニが一番Nっぽい気がするんだよね」

寝室で新しい服に着替えながら話すが、狭い家な上にドアが開けたままだからリビングにいるジョングクには聞こえたはずだ。

仕事の格好より多少小綺麗に見える服に着替えた。
クリーム色のスラックスに春らしい色の薄手のカーディガンを着ただけだけど。
スウェットにデニムよりは、だ。

ジョングクから何の返事も聞こえなくて、着替えを済ませてリビングに戻った。

「ねぇもしかして聞こえてなかった？」

「え？聞こえてたよ？ジミニヒョンがNかもってやつでしょ？」

聞こえてたけど携帯を操作してて返事出来なかった、だけのようだ。
ジョングクを他所に順調に準備を進めていく。

「まさか3人ともお土産があるなんて、Nかどうか判別出来そうなタイミングだったのにね」

携帯を操作し終えたジョングクはソファにゆったりと座って背伸びをした。
本当その通り。
こんな時に3人ともお土産だなんて。

でも今は兎も角、この後に迫ったジミンとの食事でどれだけ探れるか、だ。