社畜だった私が赤ん坊になり国違いの地獄にってドユコト？？？ (ページ22)

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テストタイムページ22

ミルクも飲んだ！

オムツも変えた！！

お風呂も入った！！！

ってことで就寝です←

チ「Aは私たちと一緒に寝ましょうね～♪」

ア［駄目です！Aは私が面倒を見ますのでご心配なく！］

ヴ「はあ？！アンタいつからそんなにAの事気にかけるようになったの？」

ア［言ったでしょう？面白いことは大歓迎だと！！それに貴女方の寝不足が原因でプロジェクトを頓挫させる訳にはいきませんから。］

チ「まあ！！それならお願いしようかしら！！」

え、本気？？
アンタ私のお世話と言ったらあやすのとミルク(影の触手で)飲ませることしかやってきてないのに？？？
おむつ替えとかできるの？？？

ヒョイっと私を持ち上げると、スタスタと部屋まで移動する。
最初に比べて抱っこかなり手馴れましたね？

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿ガチャ

礼の彼の部屋にたどり着いた。
薄暗い雰囲気が夜のせいかより一層不気味に演出している。

ア［＿＿さて、早速ですが。］

唐突にアラスターはベビーベットにいる私にパズルを渡してきた。
パステルピンク調の二つのリングが付いた可愛らしいパズルだが、大人がやろうものなら数秒も掛からぬうちに解ける簡単な代物だ。

『(まさかこれを”解け”ってこと？)』

自由が利くようになったとはいえ、赤ん坊の力では少し時間がかかる。
慣れない手つきではあるものの、十数秒かけてリング同士を離すことができた。

ア［ふむ…では、こちらはどうです？］

次に渡してきたのは２枚の紙とクレヨンだった。
１枚は白紙で、２枚目は赤い丸の中に逆さまの星が描かれている。

これって”デビルスター”じゃなかったか？
悪魔崇拝とかでよく見る…。
コレを描けと？

一先ず紙を隣り合わせに並べ、模写を試みてみるが…
そもそも下が柔らかいシーツ＆マットレスだし、クレヨンを握る手もほとんど力が入ってない状況で上手く描けるわけがない。

やっと出来上がったのは見本とはかけ離れたニョロニョロの丸と潰れた星だけだった。

これでも結構頑張ったんだからね！？
まだ首も座っていないどころか、寝返りも出来ない状態なのにうつ伏せで何とか描いたんだから！？

ア［流石に下手ですね！］

『(皆まで言うんじゃないやい。)』

ア［そんな不機嫌そうな顔をするもんじゃありませんよ？笑顔が一番ですから！！］