社畜だった私が赤ん坊になり国違いの地獄にってドユコト？？？ (ページ3)

今日:98 hit、昨日:185 hit、合計:16,302 hit

神様の世界もページ3

〈印刷〉

ウィーン、ガガッ

ウィーン、ガガッ＿＿＿

『………。』

〈ホチキス止め〉

ガチッ！ガチッ！

『……………………。』

あ、すみません
疲れがたまっているので無言なのは勘弁してください←

『57ページ分の資料63部の用意……コレ会議時間4時間で終わるの？？』

出席人数どうなってるの？
てかこの量の資料ゼロから夜の残業時間分でよく二日弱で作れたな。

でも残念
残業代なんて雀の涙程度しか出ませんし大本の手柄は全部kuso上司の懐へ行くんですからホント転職先早よ探さんといかん。

『アホくさ………。』

会議室に行き作った資料たちをテーブルの上にセッティングしていく。
部屋に付いている掛け時計に目をやると、午前4時を過ぎていた。
窓の外を確認すれば薄ぼんやりと明るくなっており、早起きな鳥たちはさえずりをしている。

とにかく寝たいのと、シャワーを浴びたいということで頭がいっぱいだった私はガス欠寸前車のごとくノロノロ会議室を後にする。

が、その時＿＿＿

＿＿＿ドサッ

視界が一回転し、会議室前の廊下に倒れた私。
何が起こったのかわからず、ぼんやりとした意識の中妙な声を耳にした。

【あちゃ～、これは完全に過労だね。可哀そうに】

【まだこんなに若いのにねー…どうする？】

は？可哀そう？？
もしかして私、このままこの世にさようならする感じ？

【この子、誠実に生きてきたみたいだし…順番早めにしてあげる？】

【勝手に決めても平気かなー。下の子たちの仕事まだ終わってないでしょ？】

【大丈夫だよ！私たちが頼めばやってくれるって！！ほかの仕事は…まあ何とかなるでしょう！！】

え、何それ下の人たちかわいそ←

ならアンタたちがやりなさいよ。
いやそれよりどちら様？？？

もし神様だとしたら神様の世界もココとあんまり変わらない感じ？
下はこき使われるってか。

頼むから＿＿

次の人生はもう少し穏やかに過ごさせてほしい…＿＿＿