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この素敵な空間には場違いなほど
私とジョングクの座る席に流れる空気は重い。
「言いたいこと、今まで言えなかったこと
全部言っていいよ。
誰も責める人なんていないから。」
彼のその言葉に
心の口を縛っていた糸が切れたみたいに
言葉も涙も、止まらなくなってくる。
やっぱり私は…どうしようもなく
ソクジン先生の事、好きなんだ。
「他の人のところ…行かないで欲しい…。
一緒にいたい、ジェヒョクにそっくりなあの笑顔…
私に向けて欲しいし…、」
「うん。」
「本当は、本当は…。
ジェヒョクの、成長を…、一緒に…
…見守って、欲しい…っ…。」
せっかく綺麗に化粧した顔は
涙で酷い有様になってると思う。
こんなつもりじゃなかった。
開いたままの箱の中にある、ネックレス。
こんな素敵なものまで用意してくれたのに、
ジョングクがせっかく祝ってくれた私の誕生日…
台無しに…してしまった。
「ジョングク…、ごめん…っ…。」
そう漏らすと、頬に何かが触れた。
ジョングクが再び、ハンカチを優しく押し当てるようにして
私の頬に流れる涙を拭ってくれていた。
彼は、今…こんな状況でも
こんな酷い私を責めたり、冷たくあしらったりなどしなかった。
それで、余計に…涙が出てくるんだ。
「謝んな。
お前の返事なんて、プロポーズした直後からわかってた。」
「…ジョングク…、。」
「あの時のお前、泣くのを必死に我慢してるみたいな顔してた。」
「…っ…。」
「はぁ、せっかく綺麗に化粧したのに。
まぁ、でもこの泣き顔も、笑った顔も、怒った顔も。
どんなお前でも愛しい思うんじゃない？あの人は。
…ね、ソクジニヒョン。」
・
全く…信じられないことが
目の前で起きると
人間の脳は一瞬
思考が停止する。
「……え？」
ソクジニ…ヒョン？
今、確かに
ジョングクはそう言った。
なんで、ヒョン、って。
しかも、この場にいるはずのない、ソクジン先生に語りかけるみたいに…。
そうだよ…。
いるはずが、ないのに。
あの…甘い香りが、より一層華やかに香る。
それは
私の目の前にある、ラベンダーのブーケから…。
ブーケの後ろに見えるのは、黒い…スラックス。
ゆっくり、顔を上げる。
「A。遅くなってごめんね。」
なんで…
釜山に、ここに…
いるの？
大好きで
本当は
この、5年間…
たまらなく会いたかった人…。
「ソクジン…先生…っ…？」
これは、私が見ている
夢、なのだろうか。
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virgo(プロフ) - アイアイさん» 全然大丈夫ですよ！！気にしないでください(*^o^*)わざわざありがとうございます( ´ ▽ ` ) (4月24日 22時) (
レス) id: 516b9936fc (このIDを非表示/違反報告)
アイアイ(プロフ) - 今更ながら名前を間違えてしまい申し訳ありません💦かなり失礼なことしてしまいました😭 (4月24日 22時) (レス) id: ef22ae402e (このIDを非表示/違反報告)
virgo(プロフ) - sukisukiduffyさん» いつもコメントありがとうございました！本当に励みになりました(*^_^*)ありがとうございました(o^^o) (4月23日 23時) (レス) id: 516b9936fc (このIDを非表示/違反報告)
virgo(プロフ) - アイアイさん» コメントありがとうございます(o^^o)なんとか完結させることが出来て良かったです。ありがとうございました(≧∀≦) (4月23日 23時) (レス) id: 516b9936fc (このIDを非表示/違反報告)
sukisukiduffy(プロフ) - 完結おめでとうございます🎉更新のたびに楽しみに読ませていただいてました。釜山でバッタリ会うかも？と妄想してたので、ソクジン先生と結ばれて幸せになった完結に嬉しい気持ちでいっぱいです💜今後もまた素敵なお話待ってます、応援してます。 (4月22日 8時) (レス) @page31 id: f44f2f684c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：virgo | 作成日時：2024年4月2日 0時
