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産声を聞いた時、私は改めて誓った。
命を賭けて、この子を守る。
寂しい思いはさせない。
私が、絶対に、絶対に…この子を、ジェヒョクを…幸せにするんだ。
…そう誓ったはず、なのに。
「なんで、おれにはアッパ…いないの？」
ベッドの上。私の隣でジェヒョクはぽつりと小さな声でそう言った。
ぽん、ぽん、と一定のリズムでジェヒョクの背中を叩いていた手が止まる。
「…急にどうしたの？」
「ほいくえんで、スンハンにいわれた。
おまえ、アッパがいなくてかわいそうって。」
暗闇に慣れた目に、ジェヒョクの今にも泣き出しそうな顔が映る。
もうすぐ4歳。あっという間だったけど、まだ4歳なんだ。
あまり我儘は言わないし、保育園も大好きでいつも楽しそうに登園するけど、きっと、この小さな体で…色々我慢させてる。
父親のことも、私に聞いてくることは今までなかったけど、本当は心の中では気になってるに決まってる。
園に迎えにきている他のお父さんたちを羨ましそうに見ているの、私は知ってるんだ。
柔らかい黒髪を撫でながら、ジェヒョクに問いかけた。
「…ジェヒョク。ジェヒョクは、アッパがいなくて寂しい？」
「…うぅん。オンマがいるし、ジョングギヒョンもいるから。
さびしくなんてない。
でも…。」
「でも？」
「おれ、かわいそうなのかな。
ほかのひとたちから、かわいそうっておもわれるの…いやだ。
かわいそうじゃないもん、オンマもヒョンも、ハルモニも、いるっ、もん…っ…！」
ダムが決壊したみたいにうわああんと泣き始める。
たまらずその小さな身体を自分の胸に引き寄せた。
「そうだよね、ジェヒョク…。
ごめんね…。」
胸がズキリと傷む。
仕事に追われて、家事に追われて、友達にいつも迷惑かけて…
守ると決めた我が子をこんなに泣かせるなんて、私は何やってんだろう。
「おんまぁ…！おれ、すて、られたの？っ、だから、かわいそうっ…なのっ？」
咽び泣きながら言われた言葉をなんとか聞き取る。
その言葉を、慌てて否定した。
「捨て…？なっ…違うよ！
そんな訳ないじゃない…！」
「だってぇ…っ、ス、ハンがっ…！」
「ううん。ジェヒョクの、アッパはね。
…頭が良くて、背も高くてかっこいいんだ。
そして何よりあなたと同じ、優しい心を持ってる…そんな人なんだよ。」
そう話しながら私の頭に浮かぶのは、愛しい、愛しい…あの人の顔だった。
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virgo(プロフ) - アイアイさん» 全然大丈夫ですよ！！気にしないでください(*^o^*)わざわざありがとうございます( ´ ▽ ` ) (4月24日 22時) (
レス) id: 516b9936fc (このIDを非表示/違反報告)
アイアイ(プロフ) - 今更ながら名前を間違えてしまい申し訳ありません💦かなり失礼なことしてしまいました😭 (4月24日 22時) (レス) id: ef22ae402e (このIDを非表示/違反報告)
virgo(プロフ) - sukisukiduffyさん» いつもコメントありがとうございました！本当に励みになりました(*^_^*)ありがとうございました(o^^o) (4月23日 23時) (レス) id: 516b9936fc (このIDを非表示/違反報告)
virgo(プロフ) - アイアイさん» コメントありがとうございます(o^^o)なんとか完結させることが出来て良かったです。ありがとうございました(≧∀≦) (4月23日 23時) (レス) id: 516b9936fc (このIDを非表示/違反報告)
sukisukiduffy(プロフ) - 完結おめでとうございます🎉更新のたびに楽しみに読ませていただいてました。釜山でバッタリ会うかも？と妄想してたので、ソクジン先生と結ばれて幸せになった完結に嬉しい気持ちでいっぱいです💜今後もまた素敵なお話待ってます、応援してます。 (4月22日 8時) (レス) @page31 id: f44f2f684c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：virgo | 作成日時：2024年4月2日 0時
